ダウンシフト

穏やかに会社を去るための退職理由の伝え方

会社やめる

もう会社を辞めよう

心ではそう決意していても、なかなか上司や会社に辞めると言い出せない。

そんな経験をしたことがある人は少なくないかもしれません。

 

よっぽどひどい会社であれば辞表をズバーン!と叩きつければ良いですが、そこまでではない。

恩もあるし、心情的にも波風立てたくない

そんな状況にある人が会社に退職願いを出す時に何をすれば良いのか、自分の経験をもとにまとめてみました。

中小企業を取り巻く家族感が辞めづらくさせる

私は以前従業員が20人くらいの中小企業で勤めていたことがありました。

仕事内容は好きで会社の人間関係も良かったのですが、毎月に100時間ほどサービス残業があり、働いて3年目くらいから「これはずっとは続けられないかな・・・」と思い始めます。

同期や先輩、後輩すら次々と辞めていきますが、会社は変わらないし変えられません。

ちょうどその頃フリーランスとして働いる人の知り合いが多くできたのもあって、辞めることを決意しました

 

ただどうやって辞めるかは気を使いました。

大企業であれば事務的に処理されるのかもしれませんが、中小企業はいろいろ複雑な感情が混じります。

というのも小さい会社は、独特の家族感があるからです。

長く働いている人は「この会社=自分の人生 or 我が子」みたいな人がほとんど。

入社して身内として受け入れられているうちは良いですが、退職を匂わせるような発言をすると大変です。

私の時も「ちょっと退社を考えている・・・」と軽く呟いた数時間後には緊急会議が開かれました、笑。

 

退職の理由にもよりますが、まるで裏切り者のような扱いをされることもあります。

闇に葬られるようにいつの間にか消えた先輩を、何人も見たなぁ・・・(みんな会社への愛が強すぎるだけで、人格的に難があるわけではない・・・と思います)。

とまあこれは私の例で中小企業に独特なのかもしれませんが、とかく「辞める」とは伝えにくいものです

できれば穏便に仕事は辞めたい

仕事なんだからと割り切ってスパッと「辞めます!」切り出せばよいのですが、そこまで鋼のハートではありません。

できるだけ後味悪くないように辞めたいと思うのも人情です。

恋人との別れとも通じるところがあると思いますが、後腐れなく決別したほうがすっきりと次へ向かえます

 

また辞め際にごたごたすると、有給の消化がウヤムヤになったり、ボーナスが切られてしまったなんて不利益を被る可能性もなくはないです

(・・・これはちょっと倫理的にどうなのかわかりませんが、小さい会社では起こりがちな気がする。少なくともそういう人を3人くらい見た)。

 

いずれにしてもスマートに別れたほうがお互い気持ち良いが持論です。

どうやって辞めると会社に伝えればよいのか?

問題は穏便に「会社辞めます」と伝えるための具体的な手法です。

置かれている状況によってケースバイケースではありますが、自分自身の経験も含めて、退職を伝える時にしたほうが良いと思うことをまとめました。

辞めると伝える前

余裕をもって申告する

いちおう退職日まで2週間あれば法律的には問題ないようですが、マナー的には1ヶ月くらい前に切り出したほうが良いです。

会社側としても引き継ぎとか、抜けた穴をどう埋めるとか考える必要があります。

可能であれば退職を決意する前に相談する

昨日まで平然と働いていたのにある日突然「再来週から◯◯社に行くので、会社に来れません」といった人がいて、波乱が巻き起こったことがありました。

理由も告げず、相談もせずにいきなり辞められると、会社側もショックを受けます。

社員としっかりコミュニケーションを取れていなかった会社が悪い・・・とも言えますが、友達から何の説明もなしに距離を取られたら気分が悪いですよね。

できれば悩んでいる心境をあらかじめ伝えておくと、会社側も受け入れやすいです。

ただ相談しにくい、あるいは相談しても無意味な環境であればその限りではありません。

仕事が忙しい時期は避ける

繁忙期で仕事がてんやわんやの時に伝えると「この忙しい時に問題を増やすな・・・!!(ワナワナ)」と殺気立った雰囲気になります。

それよりは一段落した頃合いの方が、落ち着いて話せて良き。

ただそれを逆手に取って、忙しさのドサクサに紛れて会社を辞めるという戦略もありです。

辞めると伝えるとき

退職理由をどうするか?

転職はいろいろとポジティブな理由を加えても、要するに別の会社がよいと伝えるわけで、それ自体がバッシングに近い行為になりがちです。

最近は「キャリアアップ」なんて言葉が一般的になってきたので寛容なところも多そうですが、考えが固い会社は露骨に顔が曇ります。私の所もそうだった・・・。

退職理由は人それぞれでしたが「家庭の事情」、「体調」、「寿退社」以外で辞める人は、あまり円満退社には見えませんでした。

 

ただ会社を辞めることに罪悪感をもつ必要は全く無いのです(辞めたいと思わせてしまう会社も少なからず良くない)。

そのためストレートに伝えてしまっても良いのですが、それがちょっと難しそうという人のために先輩の例を3つあげてみます。

 

手法1 嘘をつく

嘘の退職理由をでっち上げる人もそこそこいました。

「体調が悪くなった」、「家業を継ぐ」、「起業する」などなど。

やるのであれば家族などにしっかりと根回しをして、ばれないよう突き通すことが肝心です。

真面目な人は嘘に罪悪感があるかもしれませんが、結局その方が角がたたずに気持ちよく別れられるケースも多かったように思います。

会社の運営方針と真っ向から衝突して社長と気まずいまま去った先輩と、彼女の家に婿入して沖縄に住むと嘘をつき祝われるように出ていった先輩を見比べて、嘘も方便かなと感じました(遠い目)。

 

手法2 突拍子もないことを言う

世界一周に行きますとか、考古学者になりますとか、役者を目指しますなど、突然夢や目標を語って辞めようとするパターン。

本気なのかどうなのかわかりませんが、会社もやや呆れ気味になって「じゃあ辞めれば・・・」となるのが良いところです。

私も理由を説明するのが面倒くさくて「会社を辞めて山で瞑想する!」などと冗談半分に言っていたら、何もツッコまれなくなりました、笑。

 

手法3 ひっそりと消える

本当に必要最低限の上司や社長にだけ伝え、その情報がもれないように気を配り、最後の日のラスト15分で公表していなくなる人もいました。

みんなが「えっ!!」と驚いている間に去る。

辞めると伝えてから退職日まで気まずく過ごしたくない人には良いと思います。

何か言われても気にしない

退職の意志を伝えると、引き止められることも多いです。

先程も言ったように小さい会社では良くも悪くも距離が近いので、個人的な恨みにしか思えないことを言われたり、考えが甘いと切々と説かれたりする可能性もあります。

私も「だからお前は恋人ができないんちゃうん?」と言われてパワハラ・・・と思いました。

ただきっちりと説明して後は堂々としていれば、相手もあきらめます。
変なことを言われても、受け取らなければ相手に跳ね返るもの。

それでも辞められないようであれば、どこかに相談したほうが良いです。

辞めると伝えた後

引き継ぎはしっかり行う

晴れて退職が決まったら、残りの期間で引き継ぎの仕事はしっかりと行います。

有給消化をどうするかなども話し合っておいたほうが良いです。

この辺を丁寧にやっておくと、理由はどうあれ気持ちよく退社日を迎えやすくなります

辞めると伝えてから会社を変えるのは難しい

最後に。退社するということは、少なからず会社に思うことがあるかもしれません。

ろくに説明もせず黙って働けと下の人間をこき使うから、新卒が一年以内に8割方辞めるんじゃ・・・!だからいつまで経っても人手不足なんだ・・・!(心の声)

ですが辞めると決まってから「会社のやり方はおかしい」と声をあげても組織は変わりません。煙たがられるだけです。

 

会社を辞める意向を伝えると、場合によってはもういない人であるかのような状態になります。

私も会議とかから外されたりしまして、村社会的だなーと思っていました。

ただそれはある種当然で、勤め続ける覚悟のない人の言葉はどうあれ伝わらないのだと思います。

会社を辞めると決めたら粛々と辞めるのがオススメです。

 

ということで「会社を辞めたいな」と思った時に、どうやったら穏やかに退職の意志を伝えられるのか?

自分の経験や他の人の事例をもとに書きました。

悩ましい問題ですが、会社を辞める以上黙って出ていくわけにはいきません。

今回挙げたポイントが円満退社の参考になれば幸いです!