お花は日常空間に潤いを与えてくれるアイテムです。
卓上や窓際のちょっとしたスペースに花を活けるだけで、ぐっと雰囲気がよくなることはありますよね?
生け花だけでなくドライフラワー、プリザーブドフラワーなどお花の楽しみ方は様々ですが、近頃人気を集めているのは「ハーバリウム」。
気軽に贈れるセンスの良いギフトとして、花好きの方から注目されています。
今回はハーバリウムと胡蝶蘭の相性の良さについて書いてみました。
目次
鉢物以外でもフラワーギフトに使われる胡蝶蘭
ギフト用の胡蝶蘭と聞いた時まず思い浮かべるのは、ラッピングされて立て札などもついた鉢物ではないでしょうか?
たしかに基本的には鉢で贈る植物ですが、胡蝶蘭も他の花と同様に切り花やドライフラワーで用いられることもあります。
しかし胡蝶蘭は一般的に買われるお花のなかでは、かなり高価な部類に入るお花です。
バラなど他のお花が1本300~800円程度なのに対して、胡蝶蘭(大輪で輪数が6~9くらい)は1本だけでも3000~5000円相当。
そのため予算が潤沢であったり、特別に高級感を出したい花束やアレンジメントを作る場合でないと、なかなか用いられません。
また切り花として根と切り離してしまうと、花もちの良い胡蝶蘭であっても7~10日くらいで萎れてしまいます。
鉢物だと2週間以上も平気で保つので、ちょっともったいないですよね・・・。
一方でドライフラワーだと長く楽しめますが、胡蝶蘭のもつ瑞々しさが少し損なわれてしまうのがネックです。
ですが最近それらの問題を解決できるフラワーギフトが流行っています。それが「ハーバリウム」です。
インテリアグッズとしても最近人気な「ハーバリウム」とは?
ハーバリウム(Herbarium)とは写真のように、ガラスのような透明な容器に乾燥させた植物を入れたものです。
ハーバリウムはもともと植物の標本や、植物を保管・管理する場所を指す学術用語でした。
しかし最近ではこのような形状のフラワーギフトも、ハーバリウムと呼ばれています。
瓶の中には植物を保存するための特殊なオイルが入っています。
植物が空気に触れていないため、そう簡単に色あせたり劣化したりしません。
構造こそシンプルですが、モダンでお洒落なデザインですよね。
生花と違ってお手入れする必要がない点もメリットで、インテリアとしても注目されています。
フラワーギフトとしてはけっこう新参者ですが、今では記念日用のプレゼントとして頻繁に送られるようになりました。
結婚式などのイベントでもちょくちょく見かけます。
胡蝶蘭を入れることで高級感あふれるハーバリウムに
ハーバリウムには様々なドライフラワーが使用され、胡蝶蘭が使われることもあります。
入れる花の種類や組み合わせによって、表情がガラッと変わるのがハーバリウムの魅力で、胡蝶蘭を入れるとより高級で洗練されたイメージに。
誕生日や結婚記念日などのお祝いに加えて、敬老の日の贈り物など年配の方向けのギフトとしても最適です。
まとめ
今回は胡蝶蘭を楽しむ方法のひとつとして「ハーバリウム」をご紹介しました。
高級な花だからこそ長い期間飾っておきたい、特別な日をお祝いするギフトを探している、という方に、胡蝶蘭のハーバリウムはぴったりです。
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