胡蝶蘭

胡蝶蘭の花言葉と名前の由来を詳しく解説!お祝いに送る前に要チェック

ビジネスシーンでは創業、移転、上場、周年、新役員就任といった節目ごとに、様々なお祝いが行われます。

お客さん
お客さん
日頃から付き合いのある会社のお祝いに高級感がある一品を贈りたいけど、何を贈ろう?

といった時に重宝されるのがフラワーギフト。
とくに胡蝶蘭はフラワーギフトの王様とも呼べる存在で、日々多数の胡蝶蘭が企業間で贈り合われています。

なぜ胡蝶蘭が選ばれているかについては色々と理由があるのですが、そのうちの一つが「花言葉」
胡蝶蘭はおめでたい日に贈るにふさわしい花言葉を持っているんです。

胡蝶蘭のもつ縁起の良い花言葉についてまとめてみました

目次

胡蝶蘭の花言葉|幸福が飛んでくる

胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」です。

新しい門出を迎えた企業向けのギフトとしては、ピッタリの花言葉ではないでしょうか。
(ややマイナーですが「華やかさ」といった花言葉が、記載されている図鑑もあります)

贈答用のお花として定着しているのであまり意識されないことも多いですが、やはりお祝いの品なので縁起が良いにこしたことはありません
風水やゲン担ぎを大事にする経営者やお店のオーナーに贈る品としても、最適と言えます。

色によって異なる胡蝶蘭の花言葉

胡蝶蘭は全て「幸福が飛んでくる」という花言葉を持ちますが、白、ピンク、青の3種の胡蝶蘭は、それに加えて別の花言葉も持ちます。

「清純」の花言葉を持つスタンダードな白の胡蝶蘭

最も一般的な白の胡蝶蘭は「清純」という花言葉を持ちます。
見た目の清楚さと非常にマッチした花言葉ですね。

ビジネスシーンに限らず個人向けのプレゼントからお葬式用の弔花まで、幅広いシーンで贈られています。

「あなたを愛します」という花言葉で、母の日や誕生日にも良いピンク胡蝶蘭

白の次にメジャーなピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛します」という花言葉も持っています。
柔らかく愛らしい雰囲気も相まって、結婚式や記念日用のプレゼントとして人気。

女性的な印象もありますが、受付やオフィスの印象をパッと華やかにしてくれるので、法人ギフトとしての需要も少なくありません。

「尊敬」という花言葉があり、年上の方への贈り物にも向いている青の胡蝶蘭

花びらを染める技術が発達したことで市場に出回るようになった青の胡蝶蘭はの花言葉は「尊敬」と「愛」です。

ピンクといった色と比べると引き締まった落ち着きがあり、敬意を払いたい目上の方向けのギフトに向いています。

その他の色の胡蝶蘭にはまだ花言葉なし

黄色胡蝶蘭

胡蝶蘭には白、ピンク、青以外にも黄色、オレンジ、紫、緑などの色味がありますが、それらの色にはまだ追加の花言葉は付けられていません

しかし胡蝶蘭の品種改良や染色の技術は日々進歩しており、カラフルな胡蝶蘭も増えてきているので、いずれ新しい花言葉を持つ胡蝶蘭も出てくるかもしれませんね。

胡蝶蘭の花言葉に怖いイメージのものはない

黄バラ「嫉妬」の花言葉を持つ黄色のバラ

実は花言葉は「愛」や「希望」といったプラスの意味だけでなく、「復讐」、「偽善」、「軽蔑」などちょっと怖いイメージのものもあります
なかには「愛情」と「裏切り」など矛盾するような花言葉を併せ持つ植物も。

そもそも花言葉って厳密に決められているものではないんですよね・・・。
花の生産や販売に携わる人達が中心になって決めているようですが、花を販売する会社が独自に命名するケースなどもあるもよう。

ハーブさん
ハーブさん
花言葉は諸説あるのが一般的なのか、本によって微妙に文言が異なることも多いです・・・ 

ただ胡蝶蘭に関しては基本的にマイナスな印象の言葉を割り振られていないので「悪い意味の花言葉を持っているかも・・・」と気にする必要はありません。

「胡蝶蘭」の名前の由来|蝶々に似ているから

胡蝶蘭

胡蝶蘭はラン科の植物で、日本には自生していない花です。
東南アジアなどの熱帯~亜熱帯の国が原産で、明治の頃に日本に持ち込まれました。

「胡蝶蘭」という名前は日本に持ち込まれた時に名付けられたもので、羽を広げた蝶々の様に優美な花びらをしていることが理由とされています。

胡蝶蘭の英語の学名(属名)は、蛾を意味する「phalaia」と似ているを意味する「opsis」の2語をかけ合わせた「Phalaenopsis(ファレノプシス)」です。

和名の胡蝶蘭と成り立ちは似ていますね。
やはりあの独特の花姿は、万国共通で蝶や蛾を連想させるのかもしれません。

ただし日本で胡蝶蘭を英語表記する際は、蘭全体を指す英名の「Orchid(オーキッド)」が使われることも多いです。

日本に入って来てからは多くの洋蘭家の努力によって品種改良が繰り返され、現在のような優美さと高級さを兼ね備えた胡蝶蘭が誕生しました。
胡蝶蘭の新しい品種は現在も生まれ続けています。

ハーブさん
ハーブさん
<お花屋さんこぼれ話>
日本で胡蝶蘭を英名で書く場合「Phalaenopsis」があまり使われないのは、日本では「蛾」に対してあまり良い感情を持ってない人が多いことも、関係しているとされます。
やっぱり蛾に良い印象はないですよね・・・。

その代わり「Orchid」は見かける機会も多く、胡蝶蘭専門店には「オーキッドスタイル」、「Orchid Fan」など店名に掲げられていることも少なくありません。

蝶々はキレイだけど、蛾はちょっと気持ち悪い・・・みたいなイメージの差はちょっとかわいそうにも思いますが、ギフトとして贈られる品はイメージも大切ですから、仕方ないことなのかもしれないです・・・

まとめ

胡蝶蘭の花言葉や名前の由来について紹介しました。

花言葉についての知識はプレゼントとして贈る際にはさほど必要ないですが、ちょっと知っていると話の種になりますよ。

胡蝶蘭を贈る予定のある方や、贈る機会の多い方はぜひ注目してみてください!