前回ローズマリーから「ハーブチンキ」を作る方法について書いたのですが、今回はその応用法です。
チンキを使えばローズマリーの成分が含まれたバーム(軟膏)ができます。
作り方もシンプルで簡単。
市販のハンドクリームとはまた違ったナチュラルな感じが魅力です。
その制作手順を紹介します!
目次
用意するもの
ローズマリー軟膏を作るにあたって必要な物は以下の3つです。
- ローズマリーチンキ
- ワセリン
- ハンドクリームの容器(できれば遮光性)
ワセリンは医薬品ですが、薬局やドラッグストアなどで普通に購入できます。
私は一般的な白色ワセリンを使っています。
ハンドクリームを入れる用の小さなケースは、100円ショップか無印良品に売っているものが手頃でおすすめです。
作り方1 ローズマリーからチンキを作る
こちらについては別の記事で詳しく書いています。
自宅にローズマリーが生えていればそれから作るのがベストですね。
乾燥させたローズマリーをエタノールにつけると抽出できます。
作り方2 チンキとワセリンを混ぜる
チンキさえできてしまえば、もうワセリンと合わせるだけです。
小さめの瓶などにハーブチンキとワセリンを入れ、割り箸などでぐるぐる混ぜます。
※ワセリンはとてもべたつくので注意
何度か試してみたのですが、だいたい
くらいが良いバランスかと思います(gで測った場合)。
それ以上は飽和状態になるのか、ワセリンにチンキが溶けきらずにしゃばしゃばになります。
冬場は気温が低いせいでワセリンがかちかちになり混ぜにくいこともありますが、軽く湯煎してワセリンを半液状にするとやりやすいです。
作り方3 容器に移して完成
しっかりと混ざり合ってワセリンが鮮やかな緑に染まったら完成です!
放って置くと固まり始めるので、あらかじめ用意していた容れ物に移します。
きれいなライムグリーンに色づきました。
軟膏にするとチンキの時のエタノールの刺激臭が弱まり、もともとのローズマリーの香りが再び感じられます。
ワセリンは粘度が高いため保湿力は抜群!
かかとなど荒れてしまいやすい場所にとくに有効です。
遮光性のない容器に入れた場合、直射日光の差す場所に置いておくと変色するので、使わない時は冷暗所で保存します。
以上でローズマリー軟膏の作り方でした。
少々手間ですが、難しい手順はないので誰でも簡単に作れると思います。
ローズマリーの香りが好きな方、薬効のあるクリームを使いたい方には非常におすすめです!