ハーブの使い方は数あれど、最も手軽な楽しみ方の一つがハーブティー。
なかでも「レモンバーム」は育てやすく、味や香りにくせがないのでハーブ初心者にもおすすめです。
レモンバームの特徴と、ハーブティーの入れ方について解説しました。
目次
レモンバームってどんなハーブ?
レモンバームはシソ科に分類されるハーブです。
その名前の通り葉っぱを軽く揉むと、レモンのような香りがするのが特徴。
こういうハーブ実はけっこうあるんですよね・・・レモンバーベナとかレモングラスとか・・・自然の神秘。
新鮮な葉っぱを使えばリラックス効果のあるハーブティーを楽しめます。
丈夫で育てやすくそれほど手入れしなくてもぐんぐん成長して、ほぼ1年を通じて収穫もできるのでハーブ初心者の方にもおすすめです。
レモンバームティの入れ方
ハーブティーの入れ方についてはこちらでも紹介していますが、基本的には葉っぱを適量のお湯にひたすだけです。
ただし「ドライの葉っぱ」か、「生の葉っぱ」かによって分量などに違いが出ます。
ドライの葉の場合
ドライの葉は生葉よりも成分がでやすいので、葉っぱ1g(乾燥重量)で300ml~400mlくらいのハーブティーを出せます。
乾燥ハーブはお店で買うのも手軽ですが、フレッシュな葉を1週間ほど風通しの良い日陰で乾燥させることでも作成可能。
実際にハーブティーをいれると「すごい柑橘の風味が出るなぁ」と感激すると思います。
下の写真は実際のハーブティー。
こんな感じで薄い黄金色になります。
生と違ってレモン感が薄まりやや熟成されたような、紅茶のような風味がでます。
フレッシュな葉の場合
続いて生の葉っぱでハーブティーをいれる場合。
自宅で育てるというちょっとした手間がかかりますが、フレッシュな葉っぱを使えば「水出し」という手法も使えます。
いずれにしてもレモンバームを収穫したらよく水洗いして、傷んでいる葉っぱなどは切り取っておきます。
固い茎などは苦みがあるので取り除きましょう。
お湯出し
生の葉っぱであれば1g/100mlくらい。
好みによってもう少しお湯を少なめにして濃い目に入れてもいいかもしれません。
お湯出しの場合は熱湯を注げば3分くらいでできます。
長い時間入れていると雑味もでてくるので、ほどほどに。
3分ほどでも淡いグリーンの色が溶け出すのが目に見えるはず。
レモンの爽やかな風味がして、柑橘系ならではのちょっと刺激的な香りもしてきます。
水出し
お湯出し以外にも水出しという方法もあり、同じレモンバームを使っても全然違うお茶になります。
その理由は水の温度。
ハーブティーに限らずですが、基本的には温度が高くなるほど葉っぱから抽出される成分が多くなるので違いがでるんです。
水出しの場合はお湯出しのようにさっとはできず、水に加えてから常温で一晩くらいおきます。
じっくり成分が抽出されるため、ほとんど無色透明で匂いも味もまろやか。
葉っぱ感の香りが強く野生味があります。
ちょっと見切れてますが、水出しとお湯出しでハーブティーを作っているところ。
レモンバームティーの効能
発汗、消化促進、精神のリラックス、神経の鎮静、安眠など
まとめ
レモンバーブティーは変なくせがなく、まろやかな舌触りのためとても飲みやすいです。
比較的ハーブティーになじみがない方でもさほど抵抗なく飲めるようで、人にふるまうときでも安心。
育てやすいハーブでもあるので、まずはこのあたりからハーブティーを始めるのもいいかなと思います。
ぜひ飲んでみてくださいね!