数ある花のなかでも優美で気品ある姿が人気で、ビジネスシーンのギフトとして重宝される胡蝶蘭。見た目の良さのみならず、花もちの良さから長くインテリアとして鑑賞できる点も人気の秘訣です。
しかし生物であり種類豊富な胡蝶蘭は、他のギフトよりも送り主のセンスが問われる品でもあり、
なんて声もよく聞きます。
そんな悩みを解決するために、胡蝶蘭の選び方をフローチャート形式で解説してみました。「胡蝶蘭が選べない!」とお嘆きの方はぜひご参考にしてください。
目次
選び方フローチャート① 胡蝶蘭を贈る目的を明確にする
当然のことですが胡蝶蘭を贈るからには目的があります。
まずは贈る相手と、お祝いの内容をはっきりさせることが大切です。
どういったお祝いかによって胡蝶蘭の予算や種類、立て札に記載する内容は変わってきます。
またお届けする胡蝶蘭がどのような環境に置かれるかを、予測しておくことも重要。
一般的な会社であればたいてい受付に置かれるのでスタンダードな白の大輪、商業施設であれば人目を引くカラフルな品、飲食店などスペースが限られる場合は小ぶりな鉢など、場所によって喜ばれるな胡蝶蘭は異なるもの。
いま一度胡蝶蘭を贈る目的を再確認してみてください。
選び方フローチャート② 胡蝶蘭の注文時に必要な内容を整理する
予算を決める
胡蝶蘭の予算はいくらがふさわしいかは、お祝いの規模や贈る会社との関係性によって決まります(会社として発注する際は、予算も前もって決まっていることも多いと思いますが)。
明確な基準がないので難しいところですが、移転や上場、昇進など一般的なお祝いであれば1.5~2.5万円くらいが目安。
特に付き合いの深い会社のお祝いや、社長就任祝や新社設立といった大きなお祝いあれば3~5万円くらいが相場です。
もし決まった予算のなかから胡蝶蘭を探しているなら、下の記事もご参考ください。
納期を確認する
たまに見落とされてしまいますが、胡蝶蘭はお祝いの品なので贈るタイミングもとても大切です。
早すぎず、遅すぎず式典などが行われる場合は、その当日に合わせてお届けしましょう。
急ぎの発注が多い会社さんであれば、即日納品にも対応している業者を見つけておくと安心です。
注文するお店を探す
胡蝶蘭の予算や納期が決定したら、次は専門店への手配です。
しかし胡蝶蘭の専門店も多数あるので、どこで注文するか迷ってしまうかもしれません。
当サイトでは花屋的な視点から以下の3店舗をオススメしています。
いずれもネット通販サイトですが、胡蝶蘭を注文する際は鮮度の良さや価格面、配達地域の広さといった長所からオンラインが便利。
会社でお抱えのお花屋さんなどがない場合は、参考にしてみてください。
おすすめランキング 1位 「胡蝶蘭園.com」 |
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おすすめランキング 2位 「ギフトフラワー」 |
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おすすめランキング 3位 「HitoHana」 |
選び方フローチャート③ 胡蝶蘭の細かい種類を決める
胡蝶蘭を注文するお店が決まったら、いよいよ具体的な種類とオプションについて詰めていきます。
決めるべき項目は以下のようなものです。
- 色
- 仕立ての本数
- 大きさ、輪数
- ラッピング、立て札
- メッセージ
- その他
色
胡蝶蘭といえば白のイメージが強く、実際法人ギフトに使われる胡蝶蘭の8~9割くらいは白ですが、市場にはカラフルな胡蝶蘭も出回っています。
とくに赤(ピンク)と白が混じった紅白の胡蝶蘭はおめでたいので、ビジネスシーンでも好印象。
お届け先のコーポレートカラーと同じ色の花を贈りたかったり、他の胡蝶蘭よりも目立たせたかったりする時は白以外の色の注文も良いです。
なかには金箔をあしらっていたり、花びらにメッセージが印刷されたりしている特殊な胡蝶蘭(化粧蘭)もあります。
ただ特別な理由がなければ白で問題ありません。
どんな企業のどんなお祝い事であろうと、白の胡蝶蘭であれば不適切ということはないです。
仕立ての本数
胡蝶蘭は下に垂れるワイヤーに沿って仕立てられており、いくつかのポットが鉢に寄せ植えされた状態で販売されています。
一般的な大輪の胡蝶蘭であれば、基本は3本立ちと5本立ち。
もちろん本数が多いほうが大きく存在感もでますが、胡蝶蘭は3本立ちでも十分立派に見えます。
予算が3万円以上あり、大事な取引先なので豪華な贈り物を検討している場合は5本立ち以上を検討しましょう。
また仕立ての本数は縁起が良いように奇数が基本で、とくに2本と4本は避けるべきです。
6本や8本であればさほど問題ありません。
偶数本立ちで仕立てられている胡蝶蘭は少ないですが、ミディ胡蝶蘭など小ぶりな鉢を選ぶ際はたまに2本立ちなどあるので注意。
大きさ、輪数
基本的には予算と仕立ての本数を増やせば胡蝶蘭のサイズも比例して大きくなりますが、生産地によって胡蝶蘭の出荷基準もまちまちなので、目的に応じたボリューム感があるかもしっかり確認しましょう。
とくに輪数(1本の仕立てに付いている花数)は見た目にも大きく影響し、場合によっては5本立ちよりも3本立ちの方が豪華に見えることも。
写真のみでなく胡蝶蘭の大きさや、輪数を明記している販売サイトもあるので、そちらで購入すると納品物を見てがっかりという事態を避けられます。
ラッピング、立て札
法人ギフトの胡蝶蘭は花本体に「ラッピング」と「立て札」が合わさって1セットです。
自社の名前があった方が先方へのアピールにもなり、差出人がわかりにくいとお届け先が困ってしまうこともあるので、特別な理由がないかぎりB to Bで胡蝶蘭を送る場合はラッピングと立て札はつけましょう。
お花屋さんで胡蝶蘭を注文する場合は、たいていラッピングと立て札をどうするかまで聞いてくれます。
ラッピングは基本おまかせでも良いですが、立て札は記載ミスなどのトラブルが起こりやすいので要チェック。
ラッピングと立て札についてより詳しく知りたい方は、以下のページにまとめています。
メッセージ
B to Bで胡蝶蘭を贈る際にはあまり用いませんが、結婚祝や出産祝い、あるいはお世話になった上司の昇進など、やや個人的なお祝いの意味を込めるときは「メッセージカード」を付属するのもありです。
その他
ここまで胡蝶蘭の選び方を紹介してきましたが、フラワーギフトは別に胡蝶蘭だけではありません。
胡蝶蘭が最もメジャーですが、ラン科の植物には「シンビジューム」や「デンドロビューム」といったトロピカルな見た目の花もあります。
また植物のお世話が苦手という方や、花は好きだけれど虫は嫌いだから土をオフィスに置きたくないという方が一定数いらっしゃることも確か(胡蝶蘭は比較的お世話しやすく、虫なども湧きにくい植物ではありますが・・・)。
そんな方に贈る際は、生花より「造花」を選択肢としてはいかがでしょうか。
まとめ
無数に種類のある胡蝶蘭から、お祝いに応じた適切な胡蝶蘭を選んでいく方法について、フローチャート形式で説明しました。
個人間のプレゼントとは違い大事な仕事相手に贈る品物ですので、失礼のない品をしっかり選びたいですよね?そんな時は「胡蝶蘭の選び方チャート」を試してみてください!
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